発達障害の娘が受けた診察と今後の検査方法について

その他の雑記

どうも、Marco-porkです。

先日、ASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けている愛娘を、診断を受けた病院とは別の病院に連れて行った話について、もう少し詳細をシェアさせていただきます。

その病院は、知人などから良い先生がいるとの情報を受け、予約を取りました。また、診断をつけてくれた病院には紹介状を書いてもらいました。

その病院そのものを紹介させていただくのはまた次の機会にしたいと思いますが、総合病院の小児感覚器科になります。お急ぎで知りたい方は直接お問い合わせいただければと思います。

医師の診察前

医師による診察の前に、まずは聴覚検査を実施しました。高い音・低い音・断続的な音が聞こえたらボタンを押す、ボタンを押したら、装置の明かりが点灯し、中に入っているぬいぐるみが見える、といったものでした。娘は最初訳が分からなかったようですが、繰り返すウチに検査の要領を理解した様子で、概ね聴覚に問題はなさそうでした。

また、アンケートを行いました。妻が答えを書いてくれたので、内容は把握していませんが、こどもの症状を把握するようなものでした。結構設問あったな…

医師の診察

医師の診察室に入るや否や、早速、簡易的な検査をされました。いろいろな絵を見せながら「これはなあに?」「これは何色?」「これは何個?」といった質問から、「水で泳ぐのはどれ?」「キリンは何が長いかな?」といった主観を確認する質問、また情景の絵を見せながら「この子は悪い子?」「この子はイイ子?」といった状況理解の可否を加えた質問もありました。

簡易検査中、医師はもちろん娘の反応や応答の度合いを確認・評価していました。

簡易検査が終わると、医師の一言目は「う~ん、なんとも言えないね」という一言でした。

??何が( ゚Д゚)??

その医師は、丁寧に説明してくれました。

質問にあった「水で泳ぐのはどれ?」というときの娘の反応は、まず茶碗を少しだけ指さしました。医師が再び「水で泳ぐのはどれ?」と繰り返すと、今度は金魚を指しました。このような症状から、聴覚に問題はない前提で、言葉の理解が一回では追いつかない=情報処理がうまくできていない可能性があるとのこと。

また、「キリンは何が長い?」といった質問には、首ではなく足を指さしました。一般的にはキリンは首が長いと指さすとは思いますが、娘は最初に足が長いと答えました。答えとしては間違っていないのですが、一般的(共通認識的)には首が長いが正解となります。ヒトはコミュニケーションの中で認識を共有しながら、ある程度の正解の軸(ここでいうところの正解の答え)を作っていくのですが、これが少し薄いとのこと。専門的な言葉を医師が当てはめてくれたのですが、スミマセン、ちょっと忘れてしまいました(検索しても出てこないよ~、誰かオシエテクダサイm(__)m)。

また、娘に質問をしたとき、絵とは全く別の方向を見たりしていたことも指摘されました。

医師の診断は延期

医師は「もう少し調べてみないとわからない」ということでした。娘は先の水の質問の際、正しい答えを答えることができる一方で、質問の理解が追いついていないことから、聴覚情報処理障害(Auditory Processing Disorder:APD)が考えられるとのこと。

APDについては、YouTuberの笑歩さん(APD当事者)が動画を挙げられているため、そちらを参考にされてください。
笑歩APDチャンネル

簡単に言えば「聴覚に問題はないが、一定の条件においては、情報として認識することができない」障害とのこと。多くの人は、長い話や、雑音が多い状況などでも、聞こえた音の中から自分が必要な情報を認識することができるのですが、そのようなことが難しい障害ということになります。

まぁ、私も(?)長い話のときは途中から聞いていないので、「もう一度簡単にお願いします」と言います。ははは( *´艸`)

また、共通認識上での正解が答えられてなかった点については、自閉スペクトラム症(ASD)の傾向の一方で、まねっこなどは自然にできていること、くすぐられても嫌がらないことなどから、自閉症っぽくないと言われました。共通認識上での正解が答えられないことについては、この年齢であれば、APDでもある程度説明がつくとの説明でした。質問されていること自体は理解する一方で、言葉が断片的に聞こえてしまうため、自分の正解を自分の中で形成してしまう、ということでした。

また、質問の際中に違う方向を見たりしていることに関しては、「共感覚」が考えられるとのこと。「色聴」などが有名です。聞いた音に反応して色が見えてしまう感覚のようです。人によっては数字など目で見たモノにも色があるように認識するとのこと。

これらが現在のウチの娘に疑われる特性とのことです。

次の検査の方法

詳しい検査は、軽い睡眠薬を飲ませたうえで寝てもらい、MRIでの構造確認後、音を聞かせて脳波計測を行うというもののようです。

科学は進歩しています。すごい…。しかも子どもだから(広島市では)医療費が安い。素晴らしい。

行きの車の中では眠らせないようにしないと…自信ないなぁ~。4歳児を昼下がりの40分、車に乗せりゃそりゃ寝ますよ。

といっても始まらないのでチャレンジしてきます。

感想・思い

今回対応してくれた医師は、私が予想していたよりもかなりきちんと対応してくれました。小児感覚器科という科が存在すること自体初めてでしたが、診察においては頼りにできる感じでした。

不思議なことに不安はありません。正確な状態把握はWelcomなので、進展があることを祈りたいと思います。もう半月ほど待たないといけませんが、、、

今回は以上です。応援してもらえると嬉しいです。

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