4歳の娘が受けた脳機能検査方法とは

その他の雑記

どうも、Marco-Porkです。

4/21、自閉スペクトラム症(ASD)の診断を受けている愛娘ですが、主治医の他の総合病院に連れていき、脳機能検査を行いました。このような精密検査を受けるのは初めてです。

脳機能検査の方法は以下

  • 睡眠剤で眠ってもらう
  • 眠ったところでMRIで脳をスキャン
  • 眠っているところに色々と音を聞かせて脳波を計測→どのような脳領域が反応するかを検査
  • 検査結果には分析が必要なので1週間後に再度来院

という順番です。

やってみた結果、少々オモシロくもありました。

病院までの道中

病院に行くまで、自宅から30分弱、昼下がりの車内で子どもが眠くならないわけがないです。

しかし、ここで眠ってしまうと、睡眠剤で眠れなくなる懸念があるため、『おかあさんといっしょ』の曲をかけながら、何とか眠らせないことに成功しました。

ちなみに、普段は車のオーディオにUSBで音楽を入れて pops や jazz を聞いているのですが、この日はBuletoothでスマホを繋げ、AmazonMusicで『おかあさんといっしょ』の曲を再生しました。CDを買っていたころはこんなこと出来なかった。この世の技術力はまるで天国です。

娘は車で『おかあさんといっしょ』が聞けると覚えてしまいましたが… pops が聞きたい…

睡眠剤で眠ってもらう

無事に病院に到着後、娘には寝てもらいます。アルコールを薄めたモノらしく、酔っぱらわせて寝かせる類のクスリだそうです。医師は『思い切って入れるからね~』と言ってました。

何かオレンジ色の甘い液体(とろみ有り)をコップで飲まされようとしました。ざっと見て50ccぐらいか?

が、娘、砂糖的に甘いモノがあまり好きじゃありません。一口なめて拒否り始めました。

ま、マズい!飲んでもらわないと困る。寝てくれ‼

看護師さんが奥から持ってきた秘密兵器は、注射器のような形で、先端が針ではなく穴が開いた少しずつ飲ませやすそうな器具。

昔、こんな感じの器具に入った水あめ売ってあったな~

と呑気に思い出していたら、奥から看護師さんが+2人出てきました。一人は頭を押さえる要員、もう一人は応援&ほめ係です。

こういうことはよくあるのでしょう。看護師側も慣れてます。

半強制的に飲まされるこの状況…娘は癇癪を起こす‼ヤバい‼

っと思いましたが、あれ、意外と癇癪を起こさない…。嫌々ではありますが、注射器的な奴で、飲み切ってくれました。

成長したな~。トトうれしい。(※トト=父さんのことで、娘は私のことをトトと呼びます)

眠ったところでMRIで脳スキャン

睡眠用のベッドがある部屋に通され、薄暗くして娘が寝るのを待ちました。

娘はこの状況が楽しいらしく、ニコニコわくわく=少々興奮状態で20分ぐらいかかりましたが、無事に寝てくれました。

次にMRIの中に入り、台に寝かされ、耳にスピーカーを取り付け、頭と体を固定されます。

私はMRIのそばに座ります。あのビーチや温泉やサウナの休憩スペースにおいてある白いプラスチックの椅子でした。

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そして、私はイヤーマフ?ヘッドホン?らしきモノを渡されました。

検査員:結構音が鳴るので、つけておいてください。音楽はなりませんが。

へへ、と笑っておきました。

同時にカエルぴょこぴょこのポンプのような、カメラ用ブロワーポンプのようなモノを渡されました。先端にはチューブが繋がっています。

ナニコレ??

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検査員:お子さんが途中で起きて、危なかったらコレを押してください。ブザーが鳴ります。私たち、となりの別の部屋に入ってますので、これで呼んでください。私たちはあの窓から見ていますので。

あ、そうゆうモノなんですか。これ。普通のボタンとかじゃないんですね。ほ~。と私も経験したことの無い状況で、つまらないところに興味深々。

検査員:1時間ぐらいかかります。

え⁉1時間もかかるのこれ⁉朝も昼も食べてないんですけど!(←今15時半過ぎ)

MRIで脳スキャンだけじゃなくで、脳波試験も行うとのこと。脳波試験は別のトコロでやると思ってたよ…。頑張れ私。

何やかんやで無事にセットが終了し、MRIが稼働しはじめました。

プシューッポン!プシューッポン!プシューッポン!プシューッポン!…

2秒間隔ぐらいで何かのポンプが鳴動したと思ったら、30秒ぐらいして

ビービービービー‼‼‼‼‼

何だ⁉大丈夫か⁉

5秒ぐらいで鳴りやみました。大丈夫なようです。

プシューッポン!プシューッポン!プシューッポン!プシューッポン!…

ポンプの音は鳴りやみません。

プシューッポン!プシューッポン!プシューッポン!プシューッポン!…

ビービービービー‼‼‼‼‼

うぉ⁉また鳴った⁉

プシューッポン!プシューッポン!プシューッポン!プシューッポン!…

ビービービービー‼‼‼‼‼

どうやら『ビービービービー‼‼‼‼‼』の時に撮影しているようです。

しかし、結構な大音量です。音鳴らす意味あるんでしょうか…。せっかく寝かせてるのに…

眠っているところに色々と音を聞かせて脳波を計測

何回『ビービービービー‼‼‼‼‼』を聞いたでしょうか。体内時計も狂いはじめ、私は意識が遠のき始めました。低血糖との闘いです。

娘が起きたらカエルぴょこぴょこ(じゃないけど)を押さなければ。寝てはダメだ。

と思った次の瞬間!

ブー‼ブー‼ブー‼ブー‼、、違う音が鳴り始めました。

何だ?違うことが始まったのか? ← 脳波検査が始まっているが頭が回っていない。

3秒ぐらいの『ブー‼ブー‼ブー‼ブー‼』

10秒ぐらいの『プシューッポン!』

3秒ぐらいの『ブー‼ブー‼ブー‼ブー‼』

10秒ぐらいの『プシューッポン!』

たまに『ピー‼ピー‼ピー‼ピー‼』

10秒ぐらいの『プシューッポン!』

寝ている娘、

検査する検査員、

遠のく意識、力が抜けてポンプを押しそうになる私。

離せないのに離したい。いや、離したくない。

私の中の天使:今頑張っているのは娘よ。私も頑張るのよ。

私の中の悪魔:いや、娘は寝てるだけだゼ~。俺も少しぐらい寝ても大丈夫さ~。

私の中の天使:ダメよ!何かあったら大変なことになるワ!

私の中の悪魔:娘は一回寝たら簡単には起きないだろ~。起きるわけないよ~。

私の中の天使:しっかりするのよ!きっとあと少しだわ!

私の中の悪魔:検査員も見てるんだから、ちょっと寝るぐらい問題ないって~

とか何とか妄想しながら、何とか1時間耐え、検査員が『終了』を教えてくれました。

いや、スミマセン。ホントは途切れ途切れ寝ました。10秒ぐらい。

ゴメンね(*´Д`)

検査後

検査後、娘を抱っこしてMRIを退室。あ~疲れた。

娘は30分程度で起きましたが、ふらふらでした。自分で歩く意思を示すも千鳥足。

看護師から甘いものを接種して血糖値を上げるように勧められました。アルコールの影響で低血糖になっているとのこと。

リンゴジュースとステラおばさんのチョコチップクッキー、ギンビスのたべっ子どうぶつ(しみチョコバージョン)をコンビニで購入してきて食べさせました。チョコチップクッキーを好んで食べてました。

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娘は初めての感覚に襲われていましたが、案外まんざらでもない様子です。

医師からは『脳構造に以上は無かったです。検査結果は分析が必要なので、また1週間後にいらしてください』とのことです。まずは一安心。

娘を抱っこして車に帰ります。

抱っこして歩いていると娘が突然言いました。

「歌う!」

え?歌うの?

「さーいーたー、さーいーたー、チューリップーのーはーなーがー」

チューリップ歌い始めましたwww

完全に酔っぱらってますwwww

深刻な雰囲気になりかねない検査なのに、

なぜかウチの家族はニコニコでした。

今日は良い思い出になりました。検査結果が楽しみです。

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