あれ以降、試作・試作の繰り返し。
何かに憑りつかれたのか、毎週金曜日、夜な夜なスフレチーズケーキを作る私。
作ったものは食べる。脳が糖に侵される。さらに甘いモノが欲しくなる。負のループに入った私はただただ太る。
どうも、レシピの沼に入り込んでしまった男、デブです。間違えた。Marco-Porkです。
苦しい…、モノを生み出すとはこんなにも苦しいことなのか。
もう、こんな苦しみ 誰にもさせない! 私が世界を救ってやる‼ できたケーキはこれだ‼
はい、完成しました。お疲れ様でした。自己満足ではありますが、せっかく作ったので皆さんにもレシピをシェアします。
材料5つ(200円以内)でできます。可能な限り、手間も省いたつもりです。
モテない男ども、これを作って アッと言わせて パッとしてギュッとしてギャップ効果でモテモテになるのだ。
あと、トランスフォーマーは全く関係がありません。気分です。
材料紹介
はい、いつものメンバーではありますが、材料紹介をしておきます。チーズケーキじゃありません。ヨーグルトケーキです。ゴメンね。クリームチーズ使うと単価が上がって「買った方いいじゃん」とかなるので。
- ヨーグルト:200g(約75円)
- 卵:3個(約60円)
- 小麦粉:30g(約6円)
- 片栗粉:20g(約4円)
- 砂糖:50g(約30円:ウチではテンサイ糖を使用、甘さは若干控えめの砂糖になります)
卵は黄身と白身に分けてください。黄身は混ぜるので直接ヨーグルトに入れて構いません。また、ヨーグルトは水切りも不要です。
小麦粉と片栗粉も一緒に振るいにかけるので、計量する段階で、ざると一緒に纏めて量ってもらった方が効率的です。写真もまとめて計量しています。
使った道具
使った道具も紹介しておきます。必要な人のみ読んで頂ければと思いますが、ヘラはいりません。
- 計量器:残念ながら、コレ必要です。目分量でやるとどうしてもうまくいきません。計量カップもうまくは測れないので、料理する人は買うか、愛する人がいればプレゼントして一緒に使う、などが良いと思います。
- ボール①:メレンゲ用です。大きい方が良いです。
- ボール②:卵液用です。この中ではたくさんは混ぜないので、中くらいのもので良いです。
- ホイッパー:手でかき混ぜる用のやつです。うちのは100均一のもの。
- 電動ミキサー:コレ無いと結構きついです。根性ある人はホイッパーでもできるので不要ですが、泡立ちのきめ細かさに影響します。可能な限りあった方が良いです。
- ケーキ型:底が取れないタイプの15㎝ホール型です。ウチのはダイソーのやつです(200円)。
- ケーキ用の型紙:これが無いと型から抜けません。オーブンシートを切らずとも、ぴったりサイズが100均で売ってます。ただし単価が高い(2つで100円)なので、何回もやりたい人は繰り返し使えるオーブンシートなどを使用すると良いです。ウチも使ってます。
- 湯煎用のケーキ型:ケーキ型でなくて構いませんが、温度コントロール的にもステンレスなどの金属製が良いかと思います。陶器やガラスは蓄熱性が高いので、扱いにくいです。ウチのはダイソーで買った23㎝スクウェア型ものです。
- 電気ケトル:電気じゃなくても良いですが、ケトルが使いやすいと思います。鍋とかでもできなくはないですが、こぼしたり、最悪、焼く前のケーキ生地にかかっちゃいますので。
- 竹串:3本程度あればよいです。爪楊枝でも良いですし、まぁ、不要っちゃ不要です。
こちらもご参考
Cooking goods 紹介
ケーキ型にクッキングシートを敷く
調理に入る前にやった方が無難です。ケーキ生地を作ってからやってると、ケーキ生地がダレちゃいますし、予熱したオーブンを待たせることになりますので。
お湯を沸かしておく&卵液を作る
ここからはサクッと行きます。
- まずはポットにお湯を沸かしてください。ここから沸かし始めればおそらく間に合います。
- ヨーグルトと黄身をよく混ぜます。
- 混ざったら小麦粉&片栗粉も入れてよく混ぜます。いっぺんに入れて大丈夫です。
メレンゲを作る
電動ミキサーで卵白を泡立て、メレンゲを作ります。
- 卵白に砂糖を全部入れる。
- 電動ミキサーで高速で混ぜ、写真ぐらいの角の立ち方になるまで混ぜる。
- 電動ミキサーを低速にして30秒ぐらい混ぜる。キメが均一になり、ちょっとテカリます。
オーブンを予熱&お湯を再度沸騰させておく
- オーブンを200℃に予熱し始めます。この時、湯煎用の容器も一緒に予熱します。熱源から遠ざけたいため、天板は不要です。
- 最初に沸かしたお湯はすでに沸いていると思いますが、再度沸騰させておいてください。沸騰させることで可能な限りの温度バラつきをなくします。
ケーキ生地を仕上げる
- メレンゲに卵液を入れます。「メレンゲ」に「卵液」を入れる方がよいです。卵液の方にメレンゲを入れると混ざりが良く分からなくなりますし、作業効率が悪いです。
- ケーキ生地をホイッパーで混ぜます。この時、ホイッパーを弾ませる様に混ぜるのはNGです。きめ細かくしたメレンゲの泡がまたバラついてしまいます(※)。あまり持ち上げないようにしながら、卵液が均一に混ざるように、よく混ぜます。「よく泡立つホイッパー」の場合は、静かに、でもしっかりと混ぜてください。
かなり混ぜても大丈夫です。簡単には泡はヘタりません。不均一になっている方が怖いので、ビビらず混ぜましょう。底の方に卵液がたまっていないようだったらOKです。
(※)ヘラを使わない理由もこれです。無駄に大きな空気が入ることを嫌います。プロは上手くヘラをコントロールするのでしょうが、素人じゃ難しいですし、ヘラの材質によっては表面がざらついていて、これもせっかくの泡を潰すことになります。ホイッパーで十分混ぜるが吉です。
型に流す
ケーキ生地を型に流し入れ、竹串でくるくるします。表面が滑らかになります。が、めんどくさい人はホイッパーで生地の表面を上下にダムダムしてください。生地の表面が慣らされてないと、焼き加減にムラができます。
湯煎をしながら200℃で焼く15分焼く
え!?『湯煎やめた』って言ったじゃないか‼と思ったそこのあなた。余談にとっておきますが、いろいろあったんです。湯煎無いと見た目の仕上がりが決まりませんでした。
- 予熱が終わったオーブンにケーキ生地を入れます
- スクエア型の方に沸いたお湯を入れます。
画像じゃ見えにくいですが、ケーキ型の半分ぐらいまで入れます。 - 200℃で15分焼きます。
15分焼いたらこんな感じ。ウチのオーブンレンジでは焼きムラができるので、10分で180℃に回転させますが、見た目を気にしないワイルドな方はそのままでも大丈夫です。
湯煎をしながら140℃で焼く30分焼く
- 200℃で焼けたら1分ぐらい戸を開けて中の温度を下げます。家庭用オーブンは排気があまり強くないため。
- 140℃にセットして、そのまま30分焼きます
- 焼き上がりがこちら
表面が堅いウチに型から外す
焼き上がりのケーキの表面は堅いですが、ケーキ自体、まだ中に水分が多量に残っており、時間がたてば表面も弱くなり、くっ付くようになります。そうなる前に型から外します。
金属型は冷えが早いので、ある程度手で触れるようになったら型から外します。
完成:冷蔵庫で冷やした方が美味しいヨ
すぐに食べられるのですが、冷蔵庫で冷やした方が触感が少ししっかりするため、おいしいと思います。
さぁ、汝恐れることなかれ。作るのだ。
補足
このケーキの難しいところはやはり火通しにあります。
家庭用のオーブンはバラつきが大きいので、に200℃では高すぎる可能性があります。焦げそうな場合は、190℃か180℃に下げ、焼き時間を5分伸ばしてください。見た目がそのまま目安になります。
140℃が低すぎる可能性もありますので、その時は150℃に上げてやってみてください。焼く時間30分で大丈夫だと思いますが、足りない場合は160℃に上げるのではなく、140~150℃のまま焼き時間を40分などに増やしてください。
余談
前回のスフレチーズケーキ:ダークサイドムーンまでで3回試作をしているわけですが、それ以降以下の試作を繰り返しています。
いや、ホント、これ良くやりました。本業がこれでひと段落。やっと深く睡眠がとれます。あ、俺 車屋だった。
①湯煎をやめる
②卵を全卵の供立てにしてみる(湯煎無し)
③卵は卵黄と卵白別立てで鉄板使うのをやめる(湯煎無し)
どれも側面にやきめがついたり、割れたり、火が入らないなど散々な結果…コンチクショー
④卵は卵黄と卵白別立て、190℃で20分、110℃で30分、鉄板無し、湯煎無し
そこそこできたが、横が焼けすぎた。また、骨格が少し弱いし、カーブに沿って少しだけ割れた。水分が多く残りすぎている印象。横が焼けすぎていることから、これ以上温度を上げることはできないので、小麦粉の量を少し増やし、焼けるのを少し穏やかにしたいので、160℃にしてみよう。
⑤160℃で20分、110℃で30分、鉄板無し、湯煎無し
小麦粉:30g、片栗粉:20g、砂糖:50g
骨格がまあまあしっかりしたがまだ足りない印象。ただし小麦粉10g増やすと少し多い気がする。触感はシュワっていておいしい。上は白いままだが、カーブに沿って少しだけ割れてしまった。横は熱源に近い方が少し焼けている。150℃に下げると横は焼けないだろうが上も白いままは確実。湯煎はやはり意味がありそう。湯煎をすると温度バラつきが大きくなりがちなので、湯煎はできればやりたくない。160℃のまま、濡れタオルで包んでみるか?アルミホイルにしてみるか?
⑥混ぜるのはヘラではなく、ミキサーでゆっくり、160℃で50分、鉄板無し、湯煎有り
材料の分量は前回同一。触感などは混ぜ方と火通しでコントロールしてみた。ヘラで混ぜずにホイッパーでゆっくり混ぜた。ヘラで混ぜると気泡が大きくなりがちな気がする。混ざったかどうかはマーブル模様が落ち着いて、さらに20回以上混ぜながら色が変わらないかで判断。ガラスボウルを使った方が底が見えて分かりやすいかも知れない。オーブンの温度は160℃で予熱。この時にお湯を入れるバットも一緒に予熱する。温度バラつきの防止。オーブンが温まったらケーキ生地と沸騰直後のお湯を入れる。沸騰直後にする理由も温度バラつき防止。結果。味・触感はほぼ完成している。あとは見た目。次は170℃に温度を上げて20分焼いて様子を見つつ150℃で30分にしてみようと思う。湯煎はいったん有りにする。
⑦材料や混ぜは⑥と同一、火入れを変える。
次は170℃に温度を上げて20分焼いて様子を見つつ150℃で30分。湯煎はあり。やはり割れる。そして焼き目がまだまだ甘い。次は190℃で20分、130℃で15分、120℃で15分で。
⑧材料や混ぜは⑥と同一、火入れを変える。
次は190℃で20分(15分頃反対に向けて焼き目を均一に)、2分開けたのち、130℃で15分、2分開けて、120℃で15分。かなり焼き目はイイ感じ。200℃で15分又は190℃で20分のどちらかだな。見た目はOKだが、中に火が入っていない。120℃では火が入らないくさい。130℃の15分時点で割れる直前だったように思うが…130℃で30分やってみるか…、いや、おそらくこれでも無理だろうな、思い切って140℃で30分か…
でよやく今回のレシピに行きつきました。作ってよかった。
でも私、スフレチーズケーキよりショートケーキのほうが好き。
次は娘の為にココアケーキのレシピを完成させねば。…ねば。
コメント