そもそも何だ?Gifted!

Giftedの概要

こんにちは。Marco-Porkです。

Gifted(発達障害を持つ方のことを欧米ではGiftedと呼ぶそうです。このブログでも基本的にはGiftedと記載します)とは一体何か、ということを記載したいと思います。

『Gifted(発達障害)って何?』と思われる方や、Giftedを知っていても一言では説明できない、と悩まれている方の参考になれば嬉しいです。

この記事の結論

Giftedとは脳機能障害の一種として診断される、強烈な個性(脳機能)を持った人である。

周りの人は、だれも教えてくれなかった

『障害』という言葉のイメージが一人歩きしている日本では、「うちの子ども、発達障害なんだけど」というだけで、何かこう~…何でしょうね、

なんか「大変だね~」「苦労してるんだね~」ていう空気が漂います(苦笑)。

でも、言葉のイメージが先行するだけで、何で、何が大変なのかは分からないようです。

また、「発達障害」をはっきり説明してくれる人は、少なくとも私の周りでは皆無です。

医師も、保育士も、療育施設のセラピスト(?)も、ハッキリとは言いません。

ハッキリいうと、親が傷ついてしまうからでしょうか。

もしかしたら、親は納得いかず、罵声を浴びせかけるかもしれませんね。

私も、娘の診断を受けたときは、よくは分からないのに、漠然と不安になり、診断を受けて2週間程度は眠れない日々でした。

でも、事実は事実。事実を知るからこそ、方針や対処を決めることができます。ベストな選択ができるようになります。

で、結論をはっきり言うと、Giftedは先天的な脳機能障害の一種、というのが正しいです。

これは有名な脳科学者、澤口俊之先生が明確におっしゃっています。

参考文献:発達障害の改善と予防 著:澤口俊之

Giftedの特性:脳機能の凸凹

一般の、いわゆる普通の人々(健常者)が、普通に身に着け、成長していけることが、Giftedは遅い・もしくは身に着けることが極端に苦手だったりします。

苦手な面の例を挙げると以下のようなものです。程度には個人差があります。

  • 運動系の苦手:歩き始めるのが標準月齢より極端に遅い、転ぶことが多い、力の強弱がわからない
  • 感覚統合の苦手:触覚や聴覚の過敏や鈍感、視覚が優位で他のことに気がいかない
  • 言語の苦手:単語や話ことば等の標準月齢より極端に遅い
  • 注意することが苦手:周囲の状況に注意がいかず、危なっかしい
  • 落ち着くことが苦手:常に動き周り、座っていられない
  • 文字を読む苦手:文字を読み飛ばしたりして文章が理解できない
  • 論理・推論する苦手:計算がどこまで進んだかわからない、何を考えていたかわからない
  • 外部変化に対する苦手:状況変化への対処ができない、こだわりが強い

この苦手部分がある反面、というか、苦手な部分あるからこそかも知れませんが、強烈な個性が生まれます。

一例としては以下のような才能です。これもまた、程度には個人差があります。

  • 芸術的感性が豊か
  • 記憶力が良い
  • 自分の好きなことに集中する
  • こだわりが強く、自分のベストを尽くす
  • 自分の気持ちに素直

個人的には、苦手なことを苦手と割り切って、得意なことに集中することができるからではないかと思っています。

Giftedの遺伝子は必要な遺伝子

Giftedである著名人はたくさんいます。

今の日本の音楽を一段階引き上げたといっても過言ではない米津玄師さん

映画界に革命を起こしたスティーブン・スピルバーグさん

ネットで検索すればゴロゴロ出てきます。恐ろしいズバ抜けた才能の方々です。いわゆる天才というやつ。

澤口先生は先の著書で言っています。

「自閉症スペクトラムの遺伝子にしても、ADHDの遺伝子にしても(※)今ある、ということは、その遺伝子に適応的な意味があるため、…というのが科学的な考え方の一つです。」

その遺伝子が人類の進化にとって不要であれば、淘汰されているはずです。でも現実はそうなっていない。人類の進化には必要な要素として残っている、というように、私は理解しています。

事実、歴史を塗り替えたGiftedがたくさんいます。

苦手なことは極端に苦手、得意なことは極端に得意、それがGifted。強烈な個性なんだと思います。

上記の得意、不得意に対して、よくよく考えると大なり小なり、自分にも当てはまりますよね。

自分の苦手分野が、努力で克服できる幅を超えていたり、その全く逆で、努力で身につく幅を超えて得意だったりする、という特徴と捉えるとわかりやすいかも知れません。

まぁ、ただ現実問題として、やはり子ども個人としては、社会的に適応しづらいのも事実です。親の立場からすれば、かなり心配です。能力が極端に低いものがあるということは、いじめの対象になるかも知れません。

そうであれば、社会には必要最低限適応できるように、子どもの個性を潰すことなく能力を伸ばすにはどうしたらよいのか、考え、実行するのが親の務めだと思います。

このブログで、そんな具体的な方法やアイディア、情報も発信していけたらよいな、と思います。

ゆっくり、一歩ずつ前へ。

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